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TDK、独自のAIデータ解析プラットフォーム構築でマテリアルズ・インフォマティクス(MI)を進化

May 31, 2023May 31, 2023

2023 年 5 月 23 日

TDK株式会社(東証6762)は、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)の推進の一環として、独自のAIデータ解析プラットフォーム「Aim」を開発し、2023年4月に社内向けに提供開始することを発表した。

TDKは独自の材料技術を磨き、受動部品をはじめとするさまざまな製品の材料開発に必要なデータ解析技術を蓄積してきました。 しかし、これらの技術は各事業部や部門に集中しており、全社に展開することが困難でした。

近年、AIやビッグデータを活用して材料開発を効率化するMIが世界的に注目を集めています。 TDK は 2013 年に MI イニシアチブを開始し、それを磁性材料および誘電材料の開発に適用しました。 Aim の開発は 2018 年に始まりました。

Aimは、各部門で培ったデータ分析技術を全社に広く展開し、誰でも利用できるようにするとともに、AIやビッグデータ活用に必要な質の高いデータを蓄積するために開発した独自のAIデータ分析プラットフォームです。

Aimは2019年から国内で試験運用されており、磁石材料や誘電体材料などの粒子の形状や大きさなどを測定する材料の高速・高精度な画像解析に活用されています。 また、社内での解析時間や検査時間の短縮にも活用されており、TDK全社でのMIの本格導入に向けて機能拡張を行っています。

「Aim in MI」は、データ解析の強化やデータベースの堅牢化などの機能拡充とMI活用の仕組み整備を進め、2023年4月より運用を開始しました。当初は国内の研究特化部門で運用していきます。ですが、今後は国内外の追加拠点でも広く展開していく予定です。 TDKでは運用や試験を通じて効果を検証し、より効率的なMI機構を開発していきます。

TDKは、Aimの運営等を通じて材料開発に関する社内DXを推進し、TDKにおけるMI推進を加速することで、独自の材料技術を進化させ続け、新たな価値ある技術・製品を提供してまいります。

TDK Corporation は、日本の東京に本拠を置く、スマート社会のためのエレクトロニクス ソリューションの世界的リーダーです。 TDKは、材料科学の熟練を基盤として構築され、技術進化の最前線に断固として留まり、意図的に「明日を引き寄せる」ことで社会の変革を歓迎します。 電子・磁気製品の主要素材であるフェライトの商品化を目的として1935年に設立されました。 TDK の包括的なイノベーション主導のポートフォリオには、セラミック、アルミニウム電解コンデンサ、フィルム コンデンサなどの受動部品のほか、磁気、高周波、ピエゾおよび保護デバイスが含まれます。 製品範囲には、温度および圧力、磁気、MEMS センサーなどのセンサーおよびセンサー システムも含まれます。 さらに、TDKは電源やエネルギーデバイス、磁気ヘッドなども提供しています。 これらの製品は、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambda という製品ブランドで販売されています。 TDK は、自動車、産業用電子機器、家庭用電子機器、情報通信技術などの要求の厳しい市場に重点を置いています。 同社は、アジア、ヨーロッパ、南北アメリカに設計および製造拠点と販売事務所のネットワークを持っています。 2023 年度の TDK の総売上高は 161 億ドルで、世界中で約 103,000 人の従業員を雇用しています。